僕の愛は

君には秘密
眉ひとつ動かさず
百年でも。

幾年が過ぎる
愛とともに
だけど 一度だって
眉ひとつ動かさない。

君を知って
すべてを忘れた
ばか騒ぎの中で
僕は物憂い。

僕にとって よそよそしく
奇妙になった世界

僕は どの女にも
「否」と言った。

 

(1932)